イケメン会社経営者と来年結婚…と嘘をついてしまったウェディングプランナーの由希、29歳。このままではいけないと婚活を始めたけれど、過去のトラウマから恋にもHにも乗り気になれないし、出会うのは強引な元カレやカラダ目当てのお見合い相手など〇〇なオトコばかり!!!「大丈夫 いっぱい溢れてきてる──」そんな由希の心を占めるのは時々飲みに行く温厚なカメラマン・桜庭・彼女がいるらしいと聞いて振り切ろうとするも、ある日桜庭と濃厚に抱き合う夢を見てしまい──人の幸せばかりを願っていたけれど、次は私が幸せになりたいんです!!!普段はスパダリ、実は野獣!?結婚式の控室で豹変する新郎に戸惑う新婦にも秘密があって──「隠れおおかみなスパダリにもったいないほど愛されてます! 〜元ヤンでもいいですか〜」も収録♪
「おこづかい、もっとちょうだい!」--ドキュメント漫画家・吉本浩二が叫ぶ。45歳、月額2万千円。1万円は大好物の「おかし」に使いたい。子供にオモチャをねだられたら、おしまいだ。そして、悩ましくも楽しい「おこづかい」との攻防戦が始まった。全国の「おこづかい生活」を営むすべての「定額制夫(ていがくせいおっと)」に贈る吉本浩二流「おこづかい漫画」。
子供のころからの親友、山辺華乃子と水野史織。学生時代には思春期の心の壁が、社会人になり結ばれてからは「周りの目」からか、どこか素直な気持ちをぶつけられずにいた…。早く大人になりたかったあの頃と大人になりたくなんてなかった今が交錯する彼女たちの恋の行方は――。時の流れにより変わりゆく、二人の恋の形を描いた少しビターだけどとっても甘い恋愛譚。
幼稚園児の頃から幼馴染のふたり、だけど一方は3月生まれ、一方は4月生まれ。この1ヶ月の差って大きいですよね。 この「同い年だけど1学年違い」を巧く利用した百合漫画。 高校時代編と社会人編が交互に進んでいく構成で、主人公2人の立ち位置や心境の変化がわかりやすいです。 16歳の時分と26歳の時分。 「ずっと同じところをぐるぐる回ってる気がする」 印象深いフレーズです。さらに、 「このままじゃ私は動けなくなってしまうかもしれない」 と続きます。 そして最終話へ。ぶつかって喧嘩して別れてすれ違って、決して綺麗な物語じゃないです。 ですが、作品のタイトルとおり「月と恋は満ちれば欠ける。」。欠けたものは戻らないけど新たに満たすことはできる。 綺麗じゃないけど、美しいお話でした!
by せーふぁ (1046)