「あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。」の番外編です。 設定は変わらず、一話完結の短編が4作入っています。 本編側で結構、時代設定がおかしなことになっていましたが、本作は完全に近代である描写が目立ちます。 もはや、戦後日本ではないパラレルワールドとして読んだほうがいいかと。 時代考証についてはもう少し、リアルに描いてほしかったかなと思います。 内容、雰囲気は前作踏襲、というかいつもの高橋しん先生の感じです。 本作で特にストーリーに進展があるわけでもなく、展開があるわけでも伏線回収があるわけでもありません。 本編側の内容が気に入った人に向けてどうぞという内容です。 肩肘張らずになんとなく本を楽しみたい方におすすめです。
by うにたべたい (528)