アオき原石よ、「Jユース」で飛翔せよ! 愛媛に暮らす中学三年生・青井葦人(あおいアシト)。 粗削りながら、強烈なサッカーの才能を秘めているアシトだったが、 まっすぐすぎる性格が災いして、大きな挫折を経験することに――― そんなアシトの前に、東京にある強豪Jクラブ「東京シティ・エスペリオン」の ユースチーム監督・福田達也(ふくだたつや)が現れる。 アシトの無限の可能性を見抜いた福田は、 東京で開催される自チームのセレクションを受けるよう勧めて!? 将来、日本のサッカーに革命を起こすことになる少年の運命は、ここから急速に回り始める!!
家庭は崩壊、仕事はできない56歳のダメリーマン、山下一夫(ヤマシタカズオ)が会社の会長から突然呼び出された!弱気なおっさん・山下一夫は、日本経済の「裏」を知る――企業が巨額の利益を賭けて、雇った闘技者の殴り合いでビジネスを決める格闘試合の存在。…その名も「拳願仕合(ケンガンジアイ)」!!!!そして一夫に命じられた任務は――自社の闘技者、暴力を体現したような若者・十鬼蛇王馬(トキタオウマ)の世話係!!!果たして、ダメリーマン・山下一夫の運命は…!!??暴力×企業×人間ドラマ。男たちは「なぜ」闘い、拳で「何」をつかむのか?「究極」の格闘エンターテインメントが今、始まるッ!!!!
速川唯は、遅刻・忘れ物・居眠りの常習犯で恋愛にもオシャレにも関心がないぐうたら女子高生。何の目標もなくなんとなく過ごしていたある日弟の尊がつくったタイムマシンでうっかり戦国の世へ。そして人類史上初の足軽女子高生が誕生した──!
成績、お金、恋人、友達、いつも何かが足りない気がする中学2年生女子のちーちゃんとナツ。2人はクラスの中で成績優秀な友達・旭や、学級委員に助けられながらも、普通の日々を送っていた。そんなある日、ナツとちーちゃんは学校帰りに寄ったお店で、クラスの目立つグループの女子・藤岡から「万引きしねえ?」と声をかけられる。ナツはその場を上手くしのいだが、お金が足りずに買えなかった可愛いリボンが忘れられずにいた。後日、教室で女子バスケ部員が顧問の誕生日プレゼントを買うために、部員である藤岡から集金をしていた。その様子を目撃した旭は、「学校でお金のやり取りは危ない」と注意をしたが、部員達に煙たがられる。そして放課後、事件は起きた。
ものすごく共感できる、老若男女におすすめの傑作です!四十代女性が直面する体調の変化や人間関係のあれこれに、笑ったり涙したりしつつ うなずきすぎて、私は首が太くなりました……!――三浦しをん、絶賛!!歳をとるのは怖いですか?~切実に生きる女子たちの心に寄り添い、そっと背中を押してくれる本。~20代ほどがむしゃらじゃない。30代ほどノリノリじゃない。40代で直面する、心と身体の変わり目。立ちはだかる40代の壁。突然の病気、更年期障害、取れない疲労、働き方の変化、お金の不安、これからの人生プラン……私のあしたはどうなるの!?本奈多子(ほんな・さわこ)、42歳、独身。映画宣伝会社に勤め、ハードワークをこなす日々。ある夜突然、心臓の動悸が止まらず、体が冷たくなって……。もしかして私、更年期障害かもしれない!?苛々したり、涙腺がゆるんだり、おばさんと言われて悲しくなったり。心身の変化に戸惑いながら、迷いながら、私たちは、あしたを生きる。
日本をサッカー先進国に!天皇杯を狙うアマの挑戦! サッカー雑誌の女性カメラマン・緒形は、ある時、アマチーム「東京クルセイド」の取材を命じられる。そのチームの選手応募要項は「脚のきれいな選手求む!」・・・ふざけたチームだと、しぶしぶ河川敷に出かけた緒形だったが、そのチームとは別に、ある才能に出会う! 河川敷を根城に、草サッカーチームの助っ人をしている“ジョーカー"こと沖千尋だった。 その才能に目をつけた「東京クルセイド」の監督も、千尋をチームの助っ人として依頼する。 「パスミスになるけど・・・」-全力でやるように監督に言われた千尋は、大胆な発言をする。初めは宣言通りパスミスを繰り返していた千尋だが、チームメイトが彼の実力を認め、彼の意図通りに走り出したらパスが面白いようにつながるようになる。 これだけの才能がなぜ、今まで埋もれていたのか?試合後、チームメイトの誰もがそう思いつつも、千尋をチームに迎え入れようとする。だが、当の千尋がそれを拒否! 今をときめく高校現役Jリーガー、一ノ瀬迅とも浅からぬ因縁がありそうな千尋、彼の正体は一体・・・!? また、「東京クルセイド」監督が求める「脚のきれいな選手〜」の真意とは!?
panpanya 1冊目の単行本です。 ・単行本「足摺り水族館」のあらまし 単行本「足摺り水族館」は、2010年と2011年にそれぞれ私家版として発行された「足摺り水族館」及び「ASOVACE」という本をもとに、一般流通向けに再編集したものです。「ASOVACE」はpanpanyaがそれまでに描いた短編漫画作品を一冊に纏めたもので、総ページ数300ページ以上を藁半紙にコピー、和綴じで自家製本されています。また私家版「足摺り水族館」は「一冊の本をして水族館感を体現させる」というコンセプトのもと制作され、これもひとつひとつ表紙を特殊加工し、手作りしています。 今回作品を纏め直すにあたり、他の漫画短編作品と性格の異なる「足摺り水族館」をどう扱い、作品集に統合するかという点で特に難儀しました。最終的に「足摺り水族館」を核とし、その一冊の作品の中に各短編を織り込むという考え方でpanpanya自ら設計編集することで「足摺り水族館」の意趣を損なわず統合し作品集とすることに成功しています。 今回発行される単行本版「足摺り水族館」では活動初期からのpanpanyaの漫画作品を集成するとともに、一冊の本を固有の作品として製本し発行するpanpanyaの活動を、より広く手軽な量産品の形態に落とし込んで紹介するものです。 ・収録作品 足摺り水族館 / 完全商店街 / すごろく / 新しい世界 / イノセントワールド / 二〇一二年四月一七日の夢 / 足摺り水族館 / 冥途 / スプートニク / 無題 / マシン時代の動物たち / 足摺り水族館 / 君の魚 / エンディングテーマ
・前置き 足摺り水族館? 何だいやに怖いタイトルだな。 いやしかし表紙の絵は妙に可愛いぞ? 背景の乱雑で退廃的な空気感もアンマッチしているようでマッチしているな ん? 裏表紙のは写真か? 夢を漫画にしたもの? いや、紀行なのか? おい何だ帯の妙にリアルな魚介類は 何だ、何だよ、何なんだ一体!? この漫画は何なんだあああああああああああああああああああああああ!!!??? …………気づいたら家の本棚に並んでたわ ということで以下感想 ・完全商店街 あらすじ:お母さんからおつかいを頼まれた女の子。 メモの通り買い物をして、さて最後の1つだと思ったら、そこには何語なのかよくわからない文字が。これどう買えばいいんだい? 漂う異世界感。なんだか一本の長編アニメ映画で見てみたい おつかい女の子かわいい。百貨店への強気の姿勢は何なんだ。 ・すごろく 一発ネタ。博士の吹き出しとか急にリアルになる手とか自由度高い要素はあるけど結構基本的な内容。 ・新しい世界 あらすじ:自由研究の為博物館に行くことにした女の子 たどり着いたのは「新物館」という最新のものを展示している博物館だった 怪しさプンプンだけど、女の子は最新技術(本当かね?)の音声ガイダンスに従って、館内を見て回るのだった 行ってみたいけど実際1人で行ったら怖いかも? 色々と堂々巡りな新しさ。いや全部新しいんだけどね。 ・イノセントワールド あらすじ:修学旅行先の京都で1人はぐれてしまった女の子。 最終工程である京都タワーで待っていようと向かうのだが…… ぼやけた視界が面白い。全編通して夢を歩いている感覚があるけど、これは特に夢の曖昧さを感じて心地よい ・二〇一二年四月一七日の夢 あらすじ:ネットで調べて出てきた「いろんなものが見れるお得な名所」にやってきた女の子。 しかしそこは独立した堤防のような場所で…… これは作者の夢なのかな? 何にしても、行きたいようなそうでもないような…… ・冥途 あらすじ:妹の引っ越しを手伝う為フランスに来た女の子。途中で散歩に出た女の子は、何気なく空を飛ぶ飛行船を追いかける。少しずつ風景がおかしくなっていく中、彼女はそれに気付かず歩き続ける。ふと見上げると、飛行船が動きを止めていた。絵のように不動の飛行船。辺りを見ると、奇怪な者達がうようよ闊歩していたのだった。 幻想的でありながら、何だか哲学的な内容でもある。 結局何を見たのだか、何故そこにいけたのか。謎は謎のまま。ただワクワクが胸に残る。 ・スプートニク 一発ネタ2本目。ほどよく馬鹿馬鹿しい。 ・無題 男の子が不思議な生物のいる闇の中を歩くだけの数ページ。 またこりゃ楽しそうな閉鎖的空間。 逃げ先に良い良い。 ・マシン時代の動物たち あらすじ書くと結構なネタバレになりそうなので割愛。 今回一番のハートフルストーリー。 いや、ハートフルにみせかけストーリー? ん? ハートフルってなんだっけ? …………? ・君の魚 あらすじ:足摺り水族館の従業員レオナルドと女の子は、環境悪化の影響で汚濁した近所の川では展示する魚を捕れない為、まだ清流が残っている多摩川上流へ向かうことにした。 何でか二足歩行で言葉を喋る犬レオナルド。どこにでも出てくる女の子。そして不思議な魚に退廃的な背景。結局最後は小さく近場でまとまるこの感じ。夢と現実の狭間だから面白いのかもしれない。 ・足摺り水族館 あらすじ:親戚から貰った本の中に挟まっていた「水族館」の入場券。裏側に書かれた道順を頼りに水族館へと向かう。 実はあらすじで完結してる。本当にそれだけの話。日常から得たものきっかけで不思議な場所へと迷い込む 「不思議の国のアリス」システムはやっぱりわくわくが止まらない。 足摺に行ってみたくなった。 ・まとめ 全編通して幻想と人工の対比がむなしい気持ちにさせる。 こんな未来も面白い。でも悲しい意味でも未来的。だけどもなんだか羨ましい。とっても不思議な感覚に陥る。 何と言うか、自分もあの世界の住人になりたくなる。 漫画という媒体で出来る表現での遊びも見られたけど、これがもしアニメーションになったらどんな感じなのかなぁとか想像するのもまた楽しい。 もっともっとpanpanyaさんの世界に浸りたい。
by ヴァッハ (210)50年前のある日、突然、頭上に現れた数字。それは人の余命をあらわすものだった。今じゃすっかり馴染んで「神様の誤送信(エラー)」なんて呼ばれてるけど、ゼロに向かって毎秒カウントされるそれを止めることは、絶対にできない。そんな寿命の視える世界で、人々は今日も、愛し、愛され、生きている…。