かつて高校の野球部で苦楽を共にした浅本(通称・あさ)、日留川(通称・ひる)、板東(通称・ばん)の三人組「あさひるばん」。卒業から30年経ったある日、浅本の元に手紙が届いた。内容は、野球部の元マネージャーで皆のマドンナ的存在だった阪元幸子が、重い病で入院中だとのこと。浅本は、かつての仲間である日留川、板東と三人揃って幸子のお見舞いに行こうと思い立つが、板東は罪を犯して刑務所の中に。悩みに悩んだ浅本が、遂に考え出した「秘策」とは…!?さらに、幸子の一人娘・有三子の本当の父親は「あさひるばん」の誰かではないかとの疑惑も飛び出して…!?思い切り笑えて泣けて、そして最後には胸がじんわり熱くなる、中年男三人組のドタバタ大活劇!今年11月29日(金)全国松竹系公開の話題の映画『あさひるばん』(監督・脚本/やまさき十三)を完全コミカライズ!!
朝目新聞のジブリネタ画像で一定年齢以上のネットユーザーの知名度が異様に高いマサオ氏の初連載作品。 元はpixivに投稿されたマンガですが、その後、ヤングキングで連載が開始されました。 男子高校生「あさくら」を主人公とした、一話完結形式のシュールなギャグ漫画で、彼の荒唐無稽な日常を描いたものとなります。 ストーリーらしいストーリーもないです。 パンチパーマで、おっぱいを崇拝しているあさくらと、彼のことが大好きで将来は一緒にお花屋さんをしたいと思っている「石田」が登場します。 キャラの表情が固く、背景等も無機質で動きが感じられないです。 Flashアニメでもみているかのような雰囲気で、シュールさが際立たされます。 あさくらと石田以外のキャラクターも、常識から外れた変なキャラクターだらけでクセがとても強く、読み手を選ぶマンガだと思います。 私個人的にはとても楽しめました。 思考回路のぶっ飛んだキャラクター達のとんでも行動の連続で読んでいて飽きはなく、何度でも読み返したくなります。 もともとマサオさんの絵は昔から知っているので、そういう絵だと知っているというのもあるのかなと思いました (朝目新聞でも昔マンガ描いてましたね)。 クセの強さにハマれば楽しめると思いますが、理解できない方にはただただ意味不明とだけ映ると思います。 登場する女の子はかわいく、露出シーンも多いのです。 ただ、マサオさんの描く人間の体は肉感がないというか、フィギュアのような感じがあるので、ちょっと興奮はできないです。 そういう部分も含めて、特徴的な画風の作家さんだと思います。 全2巻ととても短いのが残念です。 なお、作者はトレス疑惑で騒ぎになり、本作も打ち切りになったのではという疑惑があります。 確かに絵の動きがカクカクしているような感じはありますが、昔からこういう感じだったので、違和感は感じませんでした。 マサオ信者ではないですが、ある程度、わかってる方向けなのかなと思います。
by うにたべたい (528)