映画評論を書くブロガー、澄山の寝る前の早朝散歩の時、すれ違いランニングしている男子高校がいた。 野球部らしきユニフォームで、坊主ではない髪型。今時の野球部は坊主じゃないんだ。。。 朝の決まった時間、決まった場所。 ルーチンで動く毎日に、同じ人が居ることの安堵と興味から、恋が始まる。 何故かナミヤ雑貨店の映画を見たら、無性にこの漫画が読みたくなった。笑 澄山さんの、他人気になる感じ、めっちゃわかるんよなぁ。あるある。 同じだけど、なかなかそれが続くことってなくて、まぁそれは私が気分やってのもあるけど。 でも、なんだか勝手に知った気になって、久しぶりに見かけた人が居ると、久しぶりって心の中で声かけたりする。 そして、こういう出会いに憧れる。 ちょっと気になる人とかいると、すかさず左手薬指チェックする。 大体光ってるけどさ。 だから、これは夢であり奇跡のBLなのですよ。 ナミヤ雑貨店に出てた幸平役の子が、野球部の子にかぶるんだな。
by Risys (65)11世紀初頭、紫式部によって書かれた『源氏物語』は、平安朝の宮廷を舞台に貴族たちの人生の錯綜を描いた世界初の長編物語。その後古今東西貴賎を問わず1000年にわたり読み継がれてきた「源氏」は、時代とともにさまざまに変容してきた。絵画や工芸、能、現代日本語訳に外国語訳、コミック…。そして、21世紀を目前にして、さらに進化したバイリンガル・コミックとして新たな姿を現したのである。 <br>大和和紀のコミック版源氏物語「あさきゆめみし」は、原典をしっかり読み込んで書かれた「名著」。コミックでは絢爛豪華な宮廷社会がビジュアル化され、はるか昔の世界を容易にイメージすることができる。それに、宮廷の「公」生活よりも、恋愛の苦しみ、舅姑、親子の確執に悩む「私」生活が中心に描かれるので、そこで繰り広げられているのは厳かだけれども結構赤裸々な日常会話。バイリンガル・コミックは英会話の練習帳にもなりそうだ。 <br>ちなみに、「若紫」の巻で光源氏が紫の上に出会う場面はこうなる。 <p>「雀の子を犬君が逃がしつる。伏籠のうちに籠(こ)めたりつるものを」(原文) <br>「雀の子を 犬君(いぬき)がにがしてしまったの 伏せ籠(ふせご)にいれてあったのに」(現代文) <br>"I was keeping it under an upturned basket ... Inuki let the baby sparrow go!"(英語訳) <p>外国でも人気の源氏物語だから、世界中の日本文学研究者にとってもありがたい本。(松本肇子)