都立高校教師・菅原鈴緒は、専用グラウンドもない野球部で甲子園を目指す女性監督。だがその熱血指導が災いして、春休み中の練習試合当日、全10人の部員中6人が退部届を残して逃げ出してしまった。力を落とした鈴緒が対戦相手に謝ろうとしたとき、さっそうと5人の選手が彼女のもとへ走ってくる。それは6年前の夏、甲子園予選敗退に涙する高校3年生の鈴緒に「甲子園へ連れてってやるよ」と誓った少年たちだった…
魔都上海で閻王と恐れられたひとりの拳法家がいた。彼は義と友を重んじる上海裏社会の組織“青幇”のため、敵対する“紅華会”の幹部を皆殺し、姿を消した。それから数年。清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀は閻王を見つけ出し、禁衛隊に加えるため日本に向かっていた。その船には閻王を知る男、元青幇の李永健も毒見役として乗船していた。日本に着いた李は冴えない教師、霞拳志郎に出会う。そう拳志郎こそがかつて閻王と呼ばれた男であり、第62代北斗神拳伝承者だったのだ。李との再会を喜ぶ拳志郎だったが李のもたらした報せは衝撃的なものだった。上海で紅華会が力を盛り返し、青幇の幹部が皆殺しにされたというのだ。その中には拳志郎の親友、潘光琳そして彼の妹であり拳志郎が愛した玉玲もいた。拳志郎は亡き友、恋人のため再び地獄と化した魔都上海に戻ることを決意する。そこに運命と言える出会いや宿命の戦いが待ち受けていることを拳志郎は知る由もない。
周囲からの評価が大事な「養殖女子」成田佐穂子が気になるのは、周りを気にせず素の自分を出せる「天然女子」小柴葵。着飾らない姿がキラキラして見える葵と仲良くなりたい一心で、佐穂子がとった行動は… キスだった――。「政宗くんのリベンジ」原作・竹岡葉月と人気イラストレーター・フライが織りなすパンチドランク・ラブストーリー開幕!!
3巻既読。 過去の謎が仄めかされてきた。 大学3年生の主人公佐穂子が、高校2年生の夏を振り返りながら進行していく女子高生百合漫画。 百合漫画好きならわかると思うんだけど、自分が百合だと目覚める瞬間って最高ですよね。 茨の道だけどめっちゃ応援したくなる。 本作は原作付きで、漫画はイラストレーターのフライ先生が描かれています。 全く個人的にフライ先生のイラストが大好きで、漫画全ページ尊かったです。 それを差し引くと、ストーリーとしては1巻・2巻はまだ物語の序盤です。今のところ全くありふれた百合漫画なので、平均点よりつけようがないかな。 心理描写の点では、女子高生のカーストをわりと遠慮なく描いてるんで男読者としては結構面白い。 何事もそうだけど、生まれつき最強のイケメン美人ていないですよね。絶対何かしら努力してる。 本人がそれを努力か、あるいは当たり前の習慣と認識してるか、それはわからないけれど。 読んでてふとそんなことを思いました。 作者買いしてるので完結するまで読みますが、おすすめかと言うと微妙。 セールの時に買ってもいいかな?
by せーふぁ (1046)