高校2年生の高垣ゆい子の悩みは、ガサガサ唇とハネやすいクセ毛。ある日、美容師の家に育った1年生の有名人“マナ様”こと杉本真那と知り合い、リップケアとコスメのノウハウを教わることに。キラキラなマナ様と次第に打ち解けていくゆい子。気持ちにも変化が表れ…!?
東京湾北部を震源地としたマグニチュード8.1の直下型地震が発生し、それに巻き込まれた2人の大学生が、変わり果てた東京を自宅に向けて歩くというストーリー。 実際に東京で大型地震が発生したらどうなるかというのを専門家の意見も交えてシミュレートして描かれたそうで、地震発生後の様々な予期される災害や出来事が主人公たちを襲います。 東京お台場に就職活動で訪れた大学生「三島ジン」と、偶然再開した、ビジュアルロックバンドの解散ライブのためお台場に来ていた元同級生「岡野なな子」が主人公です。 2人はお台場で被災し、液状化した地面、倒壊した建物、死体の山や助けを求める人の声が飛び交うパニックの渦中で、生き延びるため、家族の安否を確かめるために歩き出す展開となります。 テンポはよく、読みやすいと思います。 作品の性格上、死体の描写は多いですが、グロさは感じませんでした。 特に序盤は勉強になるようなシーンもあったように思いますが、中盤あたりから、震災の被害というよりも、震災のどさくさで発生する強姦被害の描写がメインになってきます。 終盤になると強姦魔の集団が集まって女性の立こもるビルにゾンビのように襲いかかる展開になり、さすがにこうはならないでしょうという気になりました。 そういった点など、後半はファンタジー色が強くなるので、震災時の対応マニュアル的なものというよりも、それを題材としたマンガと割り切って読むのがいいと思います。 "ためになる"とか、"考えさせられる"とか、そういうものでは無いですね。 SFやファンタジーとして読むと、起承転結がしっかりしていて楽しめる作品でした。 話数もそれほどなく、一気に読んでしまえます。 ラストはご都合主義的なところがあったり、悪に正当な裁きの描写がないなど気にかかる点があるものの、落ち着くところに落ち着くので、安心して読めます。 なお、作者は「ライチ☆光クラブ」などが代表作の古屋兎丸氏。 耽美な世界観の作風を描く作家さんだと思っていたので、本作のような作品は意外に感じましたね。
by うにたべたい (528)吉祥学苑中等部3年4組の担任教師・鬼塚英吉は、同僚の勅使川原に拳銃で撃たれ入院中。ところが、驚異の回復力で病院を脱走! 調子に乗りすぎて2週間ほど身を隠すハメになり、久し振りに地元・湘南に戻る。そこで児童養護施設の職員・白鳥あやめと出会い、施設に泊めてもらうことになり超ゴキゲン! 残念なことに鬼塚は、大殺界より最悪な2週間が待っていることを、まだ知らない……。
週刊少年マガジンで連載し爆発的な人気があったGTO、その連載終了から7年越しの外伝。 GTO本編中に、テレビ番組で「生徒を生き埋めにしかけたことがある」ということを語って問題になったエピソードがあるのですが、本作はその事件のほとぼりが冷めるまで、実家のある湘南に鬼塚英吉が身を潜めるところから始まります。 その間、冬月あずさから、知り合いの勤めている養護施設で子供たちと共同生活をしないかと持ちかけられるのですが、そこの子供たちが曲者揃いで、鬼塚はその施設の子供たちが抱える問題にジャーマンをかますという展開。 基本的には舞台が変わっただけで、GTO本編と同じ流れになります。 ただ、こちらは児童虐待を扱う展開が多く、身体的、心的、性的に一方的な苦痛を味わっていた、あるいは味わわせようとされているという重い内容が多いように感じました。 また、そのため子供の心のひねくれ様もこちらの方が強く、理不尽に鬼塚がキレて感情的に解決することが多い印象です。 GTOに比べると各ストーリーでスッキリすることがあまり無かったように思います。 また、GTO以上に"湘南純愛組"のキャラやストーリーが絡んできます。 特にメインヒロインの1人は湘南純愛組からの引き続きなので、読んでいた方が良いかと思います。 なお、GTOは読んでいないと状況が分からなくなるため、必須で読んでおく必要ありですね。 面白かったですが、GTOに比べると生徒の事情は深くなったもののストーリーの作りとしてはダウンした印象です。 ただ、本編終了後も鬼塚英吉の活躍が読めるのはうれしかったです。 GTOを読んで面白かったら、併せて読むのをおすすめします。
by うにたべたい (528)「小説家になろう」日間・週間・月間・四半期1位獲得の人気タイトル、待望のコミカライズ!ブラック企業に勤務するサラリーマン、佐藤亮太。彼は突如として、あらゆるものがモンスターからドロップされる、不思議なダンジョンへと転移してしまった! しかも、体力・魔力などのステータスはすべて「F」(最弱)の上、レベルは固定で「1」(最低)という最悪の状態で…!!だが、それに反して謎のユニークスキルを持っていたことが判明する。いま、過労死リーマンが、最強勇者へと異世界転職を果たす!?
一応、一般向けの青年誌で連載されていたのですが、内容は完全に18禁エロ漫画。 完全アウトのシーンが跳梁跋扈しているものの、ストーリー展開はギャグ路線で、くだらないながらもなかなか楽しめました。 なお、本作は内容が過激すぎて神奈川県の条例では有害図書指定を受けてしまいましたが、まあ仕方ない内容と思います。 自らの性衝動をぶつけるため、生体科学の権威「秋葉歩」博士に作られた、完全自律式ダッチワイフ「ユリア100式」。 博士は早速マイサンをインサートすることにより、インプリンティング(使用者登録)しようとするも、拒絶され逃げられてしまう。 その後、ひょんな事で大学生「久保瞬介」と出会い、一緒に暮らすこととなるというストーリーです。 ユリア100式はあの手この手で瞬介に迫るのですが、許嫁がいて性的道徳観が聖人君子な瞬介は、その誘惑をプロレス技で阻止するのがお約束となっています。 回が進んでも(肉体)関係は進展せず、先っちょしか入らないのがやきもきします。 100式以外にも性技的な意味で高性能な「ユリア105式」、ロリ対応仕様の「ユリア108式」が登場し、やはり博士から逃げ出してそれぞれ別の家に居候するのですが、各家庭でのどったんばったん大騒ぎが楽しい内容でした。 一話完結型でストーリー展開はほぼ無いです。 先が気になるような内容ではなく、展開がパターンになっているため、途中で飽きが来る可能性があります。 毎話毎話極めて下品で、よくこんな話を何話も考えられるなと、むしろ関心しました。 男の都合の権化のような設定ですが、エロよりもギャグ路線な作品で、テンポよく読めます。 おもしろかったですが、人に勧められるような作品ではないような気がします。
by うにたべたい (528)「自分らしさって、最高!!」 そんな女性たちに問いかける問題作!! マジメで優秀な研究員・城之内、佐藤、前田。「一応服は着ているから」「ちゃんとお風呂には入っているから」と自分に言い訳をし、「女子力」や「美」に背をむけた人生を歩んでいた。が、このままではいけないと、就業後に「美」の特別研究をし始めて!?「女子」になりたい、けれどなれない「女子モドキ」たちが、美と価値観を問いかける抱腹微苦笑ビューティー研究ギャグ、実験開始!
現在、絶賛放映中ドラマの原作漫画です。 若干前回の続きぽくなっているものもありますが、基本的に1話完結型。 某製紙会社の優秀な女性研究員3人組は、研究に没頭するあまり恋愛やオシャレに無縁な日々を送っていた。 それではいけないと思い、女子もどきから女子になるべく、毎日、アヒル口やガウチョパンツなど、テーマを決めて美の研究を行うという内容です。 きらびやかな世の女性たちの世界に入っていけない、いわゆる喪女へのバイブルとなりそうな内容ではありますが、とても参考にならないぶっ飛んだ方向に話が進むギャグ漫画です。 こういう勢いだけで笑いを取りに行くスタイル大好きです。 3人の掛け合いがメインになっていて、それ以外の登場人物は全員脇役、職場が舞台ですが仕事や恋愛はネタ程度にしか出てこないので、肩肘張らずに読めるのがいいです。 とにかく何も考えずゲラゲラ笑いたい人におすすめします。 タイトルは見た目が100パーセントだと言っていますが、本書は見た目と内容のギャップがあると思います。
by うにたべたい (528)ネトゲに人生を賭け、世界ランキング1位に君臨していた佐藤。が、ある事をきっかけにゲームに似た世界へ転生してしまう! ゲーム知識をフル活用して、愉快な仲間と共に0スタートから再び『世界1位』を目指す!