同級生の結婚パーティで再会したのは 10年前に告白され振った男、榛臣。嫌いだったわけでも 男同士に抵抗があったわけでもなくただ自分のヨコシマな考えを知られたくなくて逃げたのだった。榛臣の様変わりした見た目と挑発的な言動に戸惑いを隠せないでいると、嫉妬する資格もないくせに、自分の知らないところで会っていたという友人・雁屋と榛臣の距離の近さに苛立たしさを感じてしまう。そのうえ、二人に「ある場所」に連れてこられた夏生は、初心だと思っていた榛臣の淫らな姿を見せつけられて――?こじらせ、こじれた10年来の両片想い。不器用な大人たちの焦れったいムーディストラブ★単行本カバー下イラスト収録★【電子限定で描き下ろしの4ページ漫画が収録されています。】
「あの日から私達の何かが狂ってしまったんだと思う――」「Alicemare」「LiEat」「1bitHeart」など数々のフリーゲームを制作してきた△○□×が手掛ける、初のオリジナルコミックが登場! 【あらすじ】相手の言葉が「本心かどうか」、声を聞くだけでわかってしまうという特殊な力を持つ少女・夜巫囃(ヨミバヤシ)イヲ。その力のせいで誰も信用できず、孤独を感じていたイヲは自らの命を絶つことを選ぶが、次に目を覚ましたとき、存在しない駅・如月駅のホームに立っていた。そこにやって来た霊柩列車に乗り込んだイヲは、冥府の役人である「車掌」に指示され、似た境遇の朽那嗣(くちなし)チヒロ、東雲咲(しのめざき)アヅマらとともに、現世に迷い込んだ「化け物」たちを斬る役目を負うことになり――。