あさきゆめみし

大和和紀

3.55

1483

発刊:2001.07.31 〜

既刊7巻

『あさきゆめみし(1)』巻の書影
『あさきゆめみし(2)』巻の書影
『あさきゆめみし(3)』巻の書影
『あさきゆめみし(4)』巻の書影
『あさきゆめみし(5)』巻の書影
『あさきゆめみし(6)』巻の書影
『あさきゆめみし(7)』巻の書影
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この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.55

19件の評価

4.4

7巻まで読みました

源氏物語を漫画化した作品。
桐壺から宇治十帖まですべての内容をカバーしているため、本作一本で源氏物語をビジュアル的にわかりやすく読むことができます。

源氏物語自体は読んだことがないので、再現性、原作との相違、あるいは原作とのイメージの相違については判断しかねるのですが、大雑把に源氏物語を知るには入りやすかったです。
源氏物語の内容は常識的に知っているべきことなので、一般知識としてとりあえず手っ取り早くストーリーが知りたい方にはおすすめします。
ただ、漫画から入るとビジュアルが固定されてしまう懸念があり、また、原作の内容を意図して入れ子、あるいは省略している部分もあるそうなので、やはり多少苦労してでも、まずは元作品を読んだ上で本作を読むべきだったかなと思いました。
それと、以前、横山光輝版三国志を読んだときも感じたことなのですが、登場人物の顔がどれも似たり寄ったりなため、誰が誰やらわからなくなる上に登場人物が多く、過去にちょっと関係を持ったキャラが後にひょっこり現れたりするため、話を見失いがちになるので注意が必要です。

内容については文句なしに面白かったです。文学ではなく砕けた感じで読むことができました。
漫画として源氏物語を読めるというのはそれだけで大きいと思います。

源氏物語という物語に関しては、漫画でわかりやすくなった分浮き彫りになってしまったのかもしれませんが、ゲスなチャラ男が女の子をとっかえひっかえして泣かして回るというひどい話なので、個人的には高校生程度の少年少女には読ませたくない作品です。
源氏物語の作者は紫式部ではないという説もあるで、どこぞのオヤジがニタニタしながら情熱のまま書いた作品と言われても納得の内容と感じています。

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