ゆらぎ荘の幽奈さん

ミウラタダヒロ

3.12

7079

発刊:2016.06.03 〜

完結・全24巻

『ゆらぎ荘の幽奈さん(1)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(2)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(3)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(4)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(5)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(6)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(7)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(8)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(9)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(10)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(11)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(12)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(13)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(14)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(15)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(16)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(17)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(18)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(19)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(20)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(21)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(22)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(23)』巻の書影
『ゆらぎ荘の幽奈さん(24)』巻の書影
ゆきさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.12

120件の評価

4.1

24巻まで読みました

地縛霊が出るという心霊旅館として有名な「ゆらぎ荘」。
霊体を殴って除霊する肉体派霊能力者の高校生「冬空コガラシ」は、そのゆらぎ荘のオーナーから地縛霊を除霊してくれたら家賃を無料にするという話を聞き、野宿生活から脱するためいわくつきの四号室に格安で入居する。
だが、そこに現れた地縛霊は、若い女性の幽霊だった。
幽霊とはいえ女性を殴ることができないコガラシは、未練が晴れるまで幽霊「湯ノ花幽奈」と、同棲することになるというストーリーです。

『ToLOVEる』がジャンプSQに移籍し、しばし平和が続いた週刊少年ジャンプに舞い降りた、実質エロマンガで、個人的にはToLOVEるより過激な作品だと思います。
元・温泉旅館を改装した賃貸アパートのため、天然温泉が湧いており、色々裏がある美少女だらけの入居者と唯一の男性入居者であるコガラシがよろしくやる展開なのですが、毎話毎話、全裸でばったりするわ、うっかり股間に顔をうずめるわ、押し倒して乳を揉むわのやりたい放題です。
今の時代には珍しい暴力ヒロインによってきついツッコミを受ける、ToLOVEるというよりもラブひなライクな内容と思います。
なお、登場する女性キャラは、貧乳キャラもいるにはいるのですが、基本的にグラマラスで童顔ムチムチが基本、コガラシもバキバキの細マッチョとなります。
大勢の女の子にラッキースケベという名のラッキースケベを行いまくってしかもモテるというおいしいシチュエーションにも関わらず、その腹筋のように頑なな精神で女の子に軽々に手を出さないもったいない展開が続く作品となります。
手当り次第手を出してしまうと少年誌で連載できなくなってしまうので、当然ではあるのですが。

作品内で全裸のエンカウント率が高く、コミックスでは湯けむりが仕事をしない素敵仕様です。
また、雑誌のジャンプでは、センターカラーで紙を透かすことで裏に描かれたタピオカが突起物に見えてしまうという、一休さんのようなテクニックが伝説になりました。
エロ目的で手に取る場合、期待以上のものが拝めると思います。

基本は一話完結型ですが、ストーリーがあり、異様に能力値の高いコガラシの正体であったり、コガラシたちの前に立ちふさがる御三家の存在や、超越者と呼ばれる最強の存在が現れるなど、バトルマンガめいた展開もあります。
また、幽奈さんもまたただの地縛霊ではく、特異な存在であることが徐々に明らかになり、肌色率が高い一方で、複雑で入り組んだ内容となっています。
ただ、個人的にはそういう因縁めいた戦いよりも、ゆらぎ荘に伝わる妖怪ついすたぁで、逃れられない闇のエッチなゲームを強制プレイされるなどの頭の悪い展開の方が楽しめました。

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