めだかボックス

西尾維新暁月あきら

3.51

8013

発刊:2009.10.02 〜

完結・全22巻

『めだかボックス(1)』巻の書影
『めだかボックス(2)』巻の書影
『めだかボックス(3)』巻の書影
『めだかボックス(4)』巻の書影
『めだかボックス(5)』巻の書影
『めだかボックス(6)』巻の書影
『めだかボックス(7)』巻の書影
『めだかボックス(8)』巻の書影
『めだかボックス(9)』巻の書影
『めだかボックス(10)』巻の書影
『めだかボックス(11)』巻の書影
『めだかボックス(12)』巻の書影
『めだかボックス(13)』巻の書影
『めだかボックス(14)』巻の書影
『めだかボックス(15)』巻の書影
『めだかボックス(16)』巻の書影
『めだかボックス(17)』巻の書影
『めだかボックス(18)』巻の書影
『めだかボックス(19)』巻の書影
『めだかボックス(20)』巻の書影
『めだかボックス(21)』巻の書影
『めだかボックス(22)』巻の書影
rikkiさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.51

247件の評価

4.1

22巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

今を時めく作家、西尾維新原作の週刊少年ジャンプ漫画です。
西尾維新がかつて「京都の二十歳」と呼ばれ、「青春エンタメ!」とちょっとそのセンスどうかと思う煽り文のついたノベルスを発売していた頃からのファンで、漫画の原作書いてる暇があったら早く“りすか0”を出してほしいと、ぶっちゃけ思っているのですが、それはそれとして。

才色兼備で勇猛果敢、文武両道向かう所敵無しの完璧超人「黒神めだか」が圧倒的支持率から生徒会長、副会長、会計、書記全てに就任し、24/365で誰からの相談も受け付ける目安箱、通称・めだかボックスを設置、投書された案件を幼馴染の人吉善吉と共に解決するという話。

西尾維新を読んだことのある方ならご存知の通り、気づけば異能者バトルを始める作家さんなので、ジャンプ漫画の原作ははまり役だったと思います。
当初は最低限説明がつくやり方で生徒の悩みごとを解決していたのですが、やがてどう考えても宇宙の法則を乱すほどの能力の使い手が乱立し、あれよあれよという間に二つ名と特殊能力のオンパレード、メタと言葉遊び繰り出すいつもの西尾節となっています。
インフレが激しく、「全てを無かった事にするスキル」や「1京2858兆519億6763万3865個のスキルを持つ」とんでもないキャラが出てくるのですが、黒神めだかはいつだって辛くも勝利します。
それは彼女がジャンプの主人公だからなので、そんなめだかちゃんに勝つため、めだか以上に主人公になるという、とんでもない展開が出てきたりするあたり西尾維新らしいストーリーとなっています。
なお、1京2858兆519億6763万3865個のスキルを持つキャラは、輪ゴム一つで人体が切断されて退場し、さらにその敵はラスト近辺ではモブ扱いでめだかに瞬殺されます。

連載中はそれほど評判が良くなく、打ち切られそうな時もあったのですが、通しで読んだ際はそれほど失速するタイミングもなくきれいに終わったと感じました。
文章は多めですが、各キャラ個性的で、飽きずに読むことができます。
西尾信者はもちろん、なんだかんだで異能者バトルものであればご飯三倍食べれる方にはおすすめ。
ただし、始終裏打ちでリズムを取り続けるような、メタフィクション展開が公然と続くような漫画を好まない方にはおすすめできません。

12

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