サイコメトラー

朝基まさし

3.42

2724

発刊:2011.10.06 〜

既刊15巻

『サイコメトラー(1)』巻の書影
『サイコメトラー(2)』巻の書影
『サイコメトラー(3)』巻の書影
『サイコメトラー(4)』巻の書影
『サイコメトラー(5)』巻の書影
『サイコメトラー(6)』巻の書影
『サイコメトラー(7)』巻の書影
『サイコメトラー(8)』巻の書影
『サイコメトラー(9)』巻の書影
『サイコメトラー(10)』巻の書影
『サイコメトラー(11)』巻の書影
『サイコメトラー(12)』巻の書影
『サイコメトラー(13)』巻の書影
『サイコメトラー(14)』巻の書影
『サイコメトラー(15)』巻の書影
はてぃさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.42

75件の評価

4.0

15巻まで読みました

サイコメトラーEIJIの続編マンガ。
スピンオフなどではなく、サイコメトラーEIJI最終話から続く続編マンガです。
話のフォーマットはサイコメトラーEIJIと同じで、街で起こる異常な事件を、サイコメトリー能力を持つ「明日真 映児」と、独自のプロファイリング調査を得意とする警部「志摩 亮子」が解決する展開となります。
映児はダブったため引き続き高校生、それ以外のキャラも引き続いて登場する他、「沢木 晃」、「幾島 丈二」、「カンナビス」など、過去作の犯罪者も登場するため、サイコメトラーEIJIから読んでおくことをおすすめします。

途中から映児たちの内輪の話にシフトした前作に比較すると、異常犯罪をサイコメトリー能力とプロファイリングで解決する事件を扱うパターンが多いと感じました。
前作以上にキャッチーな犯罪が多く、例えば、現場に探偵小説のような現実ではありえないトリックの痕跡をあえて残したり、死体から心臓を持ち去り代わりにカップラーメンとインスタントコーヒーを詰め込んだり、自分の犯罪内容が記載された新聞を自作して配布したり、前作よりも全体的なストーリー性は薄いですが、フォーマットがしっかりしていて読みやすく感じました。
なお、前作は1996年に始まって2000年に終了、作中ポケベルを使う描写もありました。
本作は2011年に開始していて一家に一台パソコンがある時代なのですが、作中のIT事情は最新になっていて、最終的には野良Wi-Fiを使用する犯罪も登場します。
また、前作と本作の間に10年のブランクがありますが絵は余り変わっておらず、ブランクを感じることはほぼありませんでした。
ただ、前作と比較すると犯罪者もコミカルで、サイコサスペンス感は薄れたかなと感じました。

なお、本作は2014年に休載、以降、連載がストップしています。
作画の朝基まさし氏は別のマンガを連載中で、原作の安童夕馬氏も複数の連載作品の原作を行っているので、しばらくは再開は難しそうです。
再開を待ちわびてますが、休載から6年経過して今はスマホが当たり前、PCを使ったことがない世代が出てきたので、再開するとまた映児たちが現代に追いつくのが大変そうですね。

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