食べることが大好きでちょっぴり(?)抜けてるところがある和服少女の海と、絵を見るのも描くのも好きなしっかり者のりえが旅を共にする物語です。 この作品の魅力は、誰もが一度は耳にしたことがある有名な遺産が数多く登場するということだけでなく、その国ごとの案内人のキャラが登場するところです。文化や言語を深く知ることができるので、漫画を読むだけで海外旅行に行ったかのような充実感があります。更にもう一点、少し抜けていると表現した海ですが、彼女の純粋無垢な言葉の数々は、りえをはじめとする芸術を表現する側の人物の心に深く刺さります。成果を求められて自分の本当に表現したいことが分からなくなった、ということは案外どんな人にでも当てはまるかもしれません。ゆるく癒されるシーンと心に響く海のセリフのバランスが私は言葉にできないほど好きです。 登場人物の過去を振り返りながら未来を探す。そんな旅を共に見届けてはみませんか?

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