みゆき

あだち充

3.62

3653

発刊:1981.02.05 〜

完結・全12巻

匹七さん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.62

119件の評価

4.2

12巻まで読みました

あだち充の代表作のひとつ。
同級生と義理の妹 、2人の"みゆき"に挟まれたパッとしないありふれた高校生主人公のとった結末と、H2Oのナンバーはもはや一般常識レベルで知られてた内容のため、今更レビュー自体どうかと思わないでもないですね。

「タッチ」、「H2」、「クロスゲーム」や「MIX」など、あだち充作品は野球が題材になることが多いですが、本作は高校生の恋愛を描いたストーリーで、野球は関連しません。
主人公の「若松 真人」は、同級生の「鹿島みゆき」が気になっているのですが、ちょっとした誤解(自業自得な部分もあるが)により嫌われてしまう。
傷心の真人は、海で軟派した女の子と仲良くなり、落ち込んだ気分を盛り返すが、実は彼女は、6年前に別れたきり会うことがなかった、血も繋がらない妹「みゆき」だった。
想い人の"みゆき"と、妹の"みゆき"の間を行ったり来たりする展開で、妹と認めながらも"みゆき"が気になってしまう微妙な感情の揺れ動きを描いた作品です。
この妹の"みゆき"が言動が軽くてノリがよく、こんな子が身近にいたら挨拶がわりに食事に誘わないと逆に失礼というタイプです。
当然、超モテるんですが、モテる相手がろくなもんじゃないんですね。
ロリコン体育教師とか子持ちのおっさんとか、それでも無下にせず優しく接するみゆきちゃんまじ天使なので、是非私も優しくされたい、奢るから超遊びとか行きたい、酒飲みに行ってどさくさに紛れてどさくさに紛れた事したいですが、兄が有能なのと意外にみゆきの身持ちが固いので、そういう展開になりそうでならないです。
ただ、年頃の娘としてはどうかと思う行動が多いので、その辺、今読むと賛否ありそうです。

ラストの選択は、初見は衝撃だと思います。
個人的にはラストは名シーン、というかこのラストだからこそ本作が名作として語り継がれているのだと思います。

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