原書房さんの作品の書影

原書房

作品数:11

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『玉藻の前』の書影

玉藻の前

171

発刊: ~

完結・全1巻

著者名:岡本 綺堂(原著)/さちみ りほ(著) 「玉藻の前」とは、平安末期に鳥羽上皇に仕えた絶世の美女に化けた伝説上の白い九尾狐の名である。玉藻の前の亡骸は巨大な毒石「殺生石」となり、玄翁和尚によって破壊され、その殺生石は四方に飛び散った。飛散した殺生石の伝説は、今も日本各地に伝承されている。これは、その「玉藻の前伝説」を元に、狐の化身と陰陽師の戦い、そして悲しい愛の物語を描いた、エンターテインメント伝奇絵巻である。

どこにでもいる普通の女子高生・麻衣は、いつの頃からか不思議な夢をみるようになっていた。それは、遠い異国で群衆に囲まれた自分が斬首される夢――。夢の中のことだと思っていたある日、夢は現実に侵食をはじめる。奇妙な怪物に襲われた麻衣を助けたのは、麻衣のことを“パドローナ=ご主人様”と呼ぶ、夢の中に幾度もでてきた少年だった……。恐怖短編、「マスケーラ」「さちみの恐怖体験」も収録!!

『花笑みの島』の書影

花笑みの島

113

発刊: ~

既刊1巻

先が見えず、苦しい生活を送っていたデビュー前の私を救ってくれたのは、偶然手にした写真集の中の少女。落ち込んでいてもその少女の写真を見るだけで元気がでた。けれど、不思議なことも起こり始めて……。さちみりほ自身が体験した不思議な事件「白い写真集」をはじめ、忍びよるような恐怖を感じる実話系ホラー短編5編と、閉じた名門女子学園で噂される怪奇現象を描くホラー中編「聖女達の庭」を収録。

『絵物語ホビット』の書影

絵物語ホビット

77

発刊: 1999.9.5 ~

既刊1巻

   1937年の出版以来、世界中で愛読されている傑作ファンタジー『ホビット』をビジュアル化したもの。挿画担当はスティーブンソンの『宝島』の絵物語化も手がけたデイヴィド・ウェンゼル。原作を忠実に短縮したもので、コマ割りの絵にふきだしのセリフという構成は、ストーリーを追いやすい。古風なペンタッチと水彩の画風は、トールキンのつくりあげたファンタジーワールドを期待する人を裏切らないだろう。 <p>   ファンタジー劇画として年少者も十分楽しめるのはもちろん、トールキンの諸作の読者にとっては、50と半年を過ぎた主人公は、またイギリスの幼い少年たちが必ず夢中になる怪物トロルとは、いったいどんな姿なのか、自分の想像の世界と比べるのも一興だろう。 <p>   絵心のあった原作者トールキンは『ホビット』初版本の表紙の下絵をフルカラーで描き、重要な場面のいくつかを色鮮やかなスケッチで残している。その一方で、「ほかの人の心や手が、絵を描いたり、音楽や劇にしたりする余地が残されていなければならない」と述べていた。こんな「絵物語版ホビット」もむしろおもしろがったかもしれない。(祐 静子)

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