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作品数:28
331
発刊: ~
既刊2巻
3.30
265
発刊: 2000.6.6 ~
既刊1巻
「美代子阿佐ヶ谷気分」「軍刀」「無頼の面影」「阿佐ヶ谷心中」「ピストル」「川」「静かなピンク」「落下傘」「恋愛」「キス」収録。私は三十二歳の頃に分裂病を発病し、以来、十七年間まともな考え方が出来にくくなった。今回の作品集は、分裂病以前の作品であるが、発芽の模様はすでにある。――私はいつ死ぬか判らないが、漫画も小説も油絵も死ぬまで画く事になるかも知れない。(安部慎一)
内省的で象徴主義的な作品が特徴の安部慎一であるが、それがよくわかるのが収録の『ピストル』、『落下傘』、『川』ではないかと思う。 宙に浮かぶ傘や土砂降りの大雨の中立ち尽くす描写などから読み取れると思う。 好きな短編は表題作と先に挙げた3作。
247
発刊: 2003.3.2 ~
227
3.23
194
発刊: 2001.4.2 ~
1970年半ばから80年代にかけて突如現れ、アッという間にポルノ劇画界を席巻し、その後消えた山村真介。彼の描く女性は、母ごとく優しく強く、読む人に訴えかける。まるで真介の妻、節子のように。その節子に初めて会った文芸誌の新人賞を受賞した里見は、1年後に彼女と肉体関係をもってしまい…。(ポルノ劇画家 山村真介)/ ほか、意趣返し・獣愛・愛奴・あいびき・こころ・親子将棋・淫らな娘・堕ちる・日の興奮 など、異色エロス作品、全10編を収録。
正しくは日の興奮 最初の2編が最強すぎる。 「意趣返し」ではコマ運びや女の裸体描写が素晴らしく、「エヤッ」のコマを見た瞬間に安部慎一が好きになった。 「獣愛」では親子2人の殺陣はさることながら、母親の表情が何とも言えない気持ちにしてくれる。人はこんな時こんな表情をするんだろうか。
3.29
おもろ短編しか載ってない 描く作品のテーマや雰囲気、時代によってタッチを変えていたり、つげ義春の挑戦がみえる神がかり的短編集 非常におすすめ
167
発刊: 1993.0.5 ~
165
歯が揃っていることが自慢の130歳になる老人と、広い家に二人きりで暮らしている青年。その青年が老人を怖がっているいることに興味津々の隣の家族が遊びに来た時…。(むし)/ 朝から頭痛に絶えきれなくなった青年は、薬局に行くため坂道を下りアスファルト道へ。だが、そのアスファルトは暑さでベトつき…。(アスファルト舗装)/ ほか、ある彫像・音・桃色遊戯・荒唐無稽譚・100キロ重量・カラスかんざぶろう・海女の季節 など、鬼才が描くシュールな世界、全9編を収録。
157
発刊: 2003.5.0 ~
完結・全2巻
3.10
148
九州に帰ってゆっくり過ごすため、引っ越すことを決めた若夫婦。だが、まだ部屋も決まっていない。その夜、店が終わった後、ビリヤード場に寄った夫だが…。(トマト)/ 自由奔放な嫁、よし子に、舅は見事な嫁だと感心するが、舅が亡くなった後、よし子と夫との間は…。(よし子の幸福)/ ほか、村上の休む日・巨人・月・屋根、そしてその独特な作風で描いた表題作「天国」の全7作品を収録。
きまさん
4.0
ドライでしっとりしているが快楽的なエロスが良かった生活感の中に垣間見えるロマンがイカす
口の興奮
レビュー(2)件
匿名潟 嬢姫
4.2
天国
レビュー(1)件
山形
内省的で象徴主義的な作品が特徴の安部慎一であるが、それがよくわかるのが収録の『ピストル』、『落下傘』、『川』ではないかと思う。宙に浮かぶ傘や土砂降りの大雨の中立ち尽くす描写などから読み取れると思う。好きな短編は表題作と先に挙げた3作。
美代子阿佐ヶ谷気分
レビュー(3)件
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