――その男、異世界の胃袋を鷲掴み!! 『勇者召喚』に巻き込まれ、異世界に転移してしまったサラリーマン・向田剛志。 異世界の王様の話に胡散臭さを感じた向田は、早々に国外脱出を決意し一人旅に出ることに。 旅で頼れるのは、召喚時に唯一得られたスキル【ネットスーパー】。 それは、異世界にいながら現代日本のスーパーの商品を取り寄せられるという便利スキルだった! しかし、隣国への旅の途中、護衛に振舞った「猪肉の生姜焼き」の良い匂いが、とんでもないヤツを引き寄せてしまい――!? ”とんでもスキル”を駆使し魔物の肉を美味しく調理する男と、食いしん坊なフェンリルの旅が、ここに始まる! 原作者・江口連書き下ろし短編小説も収録!!
――お帰り、相川渦波――見覚えのない回廊で目覚めた少年・相川渦波は、訳もわからぬまま魔物との戦闘に巻き込まれてしまう。謎のスキル[???]の暴走で命からがら難を逃れた彼は、魔物から受けた毒を不思議な少女・ラスティアラに魔法で癒してもらう…そう、まるで“ゲーム”のように。そして何とか地上に出ると、自身が現れた場所である迷宮――その最深部が『どんな望みでも叶う』と噂されていることを知り、攻略を決意する。必ず……妹の元に戻るんだ。これは最高の素質を持つ少年が迷宮の最深部を暴き、願いを叶える物語。
原作既読者です。 コミカライズとしてはかなり良い出来に属する作品かと思います。 原作の絵を「静」と表現するならばこちらは「動」であり、「動き」の表現が上手い漫画家さんを起用したことで、原作絵と良い意味でギャップが生まれて作品世界が広がったように感じます。 迫力とスピード感のあるアクションシーンや多彩な表情を見せてくれる生き生きとしたキャラが凄く良いです。この点に関しては原作だけではここまで堪能できなかった…!コミカライズサイコー!! 原作の要点がスッキリまとめられていて読みやすくなっており、かつ大事な伏線等もしっかりと描かれているので、原作既読者・未読者ともに楽しめるかと思います。 これから先、作品で重要となってくる精神の内面描写や原作の凄まじく奥深い世界観と膨大な伏線の数々がどうやって描かれていくのか…目が離せません。
by 梅坊主@固定ツイ見て (3)