「どうして僕は、こんな姿に変身してしまうのか――?」 “着ぐるみに変身する”という世にも厄介な特殊能力をもった少年・加賀谷修一。 その力に引き寄せられるように、謎の少女・青木クレアが現れる。 運命的に出会った二人に災厄が襲いかかるとき、彼らは一つに“合体”する!! 武田すんの最新作にして新境地! 着ぐるみ少年と危険な少女の「命がけのラブコメ」が幕を開ける!! 繋がった二人なら分け合える――痛みも、恐れも、快感も、罪も。 着ぐるみに変身してしまう修一と、偶然その秘密を知った後輩の少女クレア。隠していた秘密を知られた修一は、危険で過激なクレアに振り回されっぱなし……。だが、彼らはすでに決して離れられない運命に巻き込まれていた…!! “二人で一つ”の非日常ラブコメ
幽霊から始まる少年少女の冒険物語、開幕!彼女には・・・見える。幽霊から始まる少年少女の冒険物語、ここに開幕!「見えないもの」が見えてしまう女子中学生・恩田衣子。「幽体離脱」して遊ぶことを覚えた同級生の空木と高条。“出会ってしまった”3人の運命は急速に回り始める――
平凡な高校生・白綾大和は、謎の占い師から不思議な腕輪をもらう。 「たった一度未来に行き、この現在に帰ってこられる」 「いつの未来に行けるかは誰にもわからない」 腕輪を使って跳躍した未来には--- 仏像が人々を虐殺する惨劇が広がっていた。 一変した世界。大和は腕輪で過去に戻り惨劇を防ごうとするが、 その未来は、腕輪を使った”現在”からわずか5分後の世界だった…! たった5分間で、世界を救う方法はあるのか!? 戦慄のタイムリープ・パニックホラー、開幕!!
突然だが、皆様はタイムリープに興味はあるだろうか。 自分の未来を見て、その後で現在に戻ってこれるとしたらどうだろう? 興味がある筈だ。 本作の主人公も、皆様と一緒だった。 しかし、本作のタイムリープにはルールが二つあった。 未来に行って戻ってくることができるのは一度だけ、タイムリープする時間は指定できない。 そして、主人公がタイムリープした世界では巨大な大仏に人間が虐殺される惨劇が起こっていた。 時間を確かめると、そこは「5分後の世界」だった。 彼は惨劇の原因や解決策を究明し、5分後の世界で生き延びて歴史を変える算段がついたら現在に戻り、全員を救い出すと誓う。 今までに無い全く新しいSFカタストロフィホラー「5分後の世界」。 GANTZ、神さまの言うとおり、魔法少女オブジエンドなどが好きな方はハマると思う。
by ヒノデ (67)時は遥かに遡る。ごく普通の少女・田無美代子は、事故で両親を失ってしまう。孤児院へ行った美代子を待っていたのは凄惨な虐待だった。そしてそこから、昭和58年6月の雛見沢へ至る、運命の扉が開かれていく……。「ひぐらしのなく頃に」シリーズの完結編がついにスタート。すべての謎が明かされる――!!
「ひぐらしのなく頃に・解」4作目にして最終章、祭囃し編のコミカライズ。 前作では、ミステリーの枠をとっぱらってしまい、オヤシロ様や未知の病原体、国家的な秘密組織を登場させ、真面目に考察していた層を阿鼻叫喚させることになりました。 本作は完全にそれありきのため、過去作とは違い、少年少女の冒険活劇のような展開となっています。 "未知のウイルス"、"ヤマイヌ"と呼ばれる特殊部隊、突拍子もない話を訴える少女と、それを信じ行動する仲間たちが激突する物語です。 もはや惨劇ではなく、今までの物語を終わらせるためのクライマックスそのものでした。 第1巻表紙の少女は、幼き日の"鷹野三四"です。 鷹野三四の生い立ちから、入江京介、富竹ジロウの招待、これまでの鬼隠しの舞台裏が描かれており、かなり非現実的な内容ではあるものの、これまでの惨劇にまるっと説明がつけられているのは見事と思います。 雛見沢症候群という病について対策が示せていないのが気になりますが、本作でようやくハッピーエンドで終了していて、一作目製作時点でここまでプロットを考えていたとして紛れも無い名作と思いました。 圭一もレナも魅音も沙都子も梨花ちゃんも詩音も羽入も、かつて見せた表情は本作には無く、本作では未来を掴むためにみんなで協力して戦う前向きな姿が見られます。 これまでの作品を追ってきた身からするとその姿だけで非常に感動的で、同時に終わりが近いことを感じられ、寂しさもありました。 なお、中盤にある人物の頭を生きたまま開いて脳をいじくるという"猿脳"を彷彿させる禍々しいシーンがある他、序盤、幼少期の三四が壮絶な虐待を受けるシーンがあるなど、グロ・ホラーなシーンは本作でも健在です。 後半までは暗い展開となるので期待していいと思います。 なお、終盤、有名な"ひぐらしコピペ"のシーンがあるのですが、なんか感動しました。 コピペだけ見ると痛いセリフでしかないですが、一連の流れの中で読むと自然で、何より熱いセリフのように感じられます。 このシーンや、機関車富竹、入江京介の固有結界・メイドインヘブンのシーンは象徴的な名場面ですね。 メインストーリーは本作で終了ですが、コミック版はいくつかサブストーリーやオリジナルストーリーがあるので、そちらもあわせて読む予定です。
by うにたべたい (528)