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竜騎士07の作品

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六軒島を舞台にした第6のゲームは、戦人が構築した“魔女幻想”。そしてその謎に挑むのは、“探偵”古戸ヱリカ。黄金の魔女へと至る二人のベアトをめぐる物語とは…!?解答編第2弾、遂に開幕!!

第4のゲームの後、勝ちを諦め心を失ってしまったベアト。盤面は気まぐれな魔女たちに支配され、第5のゲームが始まる…。魔女・ラムダデルタの紡ぐゲームにて、戦人はベアトリーチェの真実に至ることができるのか!?「うみねこ」解答編、堂々スタート!!

『ひぐらしのなく頃に 宵越し編』の書影

ひぐらしのなく頃に 宵越し編

3.24

1410

発刊: 2007.0.6 ~

完結・全2巻

舞台は平成18年、雛見沢。雛見沢――それまではごく平凡な山間の小さな寒村に過ぎなかった。しかし、昭和58年6月に起こった大災害により一夜にして村は全滅する。20余年の年月を経て、やっと封鎖が解かれたその村に、何者かに呼び寄せられるがごとく集まってくる者達。奇しくも、かつて綿流し祭りの行われていた初夏、彼らに訪れる運命とは!?長き眠りについていた鬼が、再び目を覚ます!ゲームから始まり、コミック、アニメと異例の大ヒットを続ける「ひぐらしのなく頃に」の原作者・竜騎士07が書き下ろしたひぐらし外伝!!

コミカライズ版の「ひぐらしのなく頃に」で、漫画オリジナルストーリーです。 本編の外伝的な作品で、本編のバッドエンドを迎えた数年後の雛見沢村を舞台としています。 火山性ガスの噴出により村民が死に絶え、長年に渡り全域封鎖となった末、ようやく立ち入りが許可されるようになった雛見沢村に、ある事情から仲間と車でやってきた乙部彰は、1人はぐれて雨でぬかるんだ山道を歩いていた。 そんな中、着物姿の謎の女性に遭遇する。 彼女は自身を「園崎魅音」と名乗り、一緒に村に行くことになる、という展開です。 作画はみもり氏。 線の太い独特なタッチで、終始シリアス展開の本作には合っていると思います。 部活メンバーは登場せず、無意味に熱い展開やグロいシーンなども無いので、ひぐらしのコミカライズの中では地味目な作品だと思います。 舞台は平成で、キャラも一新されており、ストーリーもひぐらし本編の謎のTIPSとなっているわけでも無いです。 また、園崎家の家宝なるニューアイテムがポッと出で登場し、ストーリーの核となります。 そのため、本作はひぐらしの設定を借りた別ストーリーと見ていいと思います。 別ストーリーですが、下敷きとしてひぐらし本編のバッドエンド後であると設定されており、本編の展開を知っていないと面白さは激減します。 本編の出題編は最低限知っておく必要があると思います。 ただ、本編と密接に関わる展開では無いので、なんとなく概要で知っているレベルで読むのに支障はないです。 本編には出なかった家宝とやらが出てくるし、知らないキャラが重要人物として以前からいた体で登場するし、他のひぐらし作品とは異質な感じがしますね。 悪くは無いです。作画の雰囲気で気になった方は読んでみていいと思います。

by うにたべたい (528)
『うみねこのなく頃に散 Episode7』の書影

うみねこのなく頃に散 Episode7

3.44

1395

発刊: 2011.11.4 ~

完結・全9巻

「ベアトリーチェを殺したのは誰?」魔術師狩りのライトこと異端審問官のウィル、右代宮家次期当主の右代宮理御の二人が魔女の死の真相と六軒島連続殺人事件の謎に挑む。竜騎士07×水野英多が贈る「うみねこ」シリーズ新解答編、開幕!

『うみねこのなく頃に』の書影

うみねこのなく頃に

3.33

1181

発刊: 2008.5.6 ~

完結・全4巻

この島にいるのは18人?年に一度の親族会議のため、六軒島を訪れた右代宮一族。台風により閉ざされたこの島で、次々に起こる不可解な事件。浮かび上がる19人目の存在、魔女ベアトリーチェ。連続殺人幻想「うみねこのなく頃に」、ここに開幕――…。

『うみねこのなく頃に episode 4』の書影

うみねこのなく頃に episode 4

3.37

1064

発刊: 2010.3.4 ~

完結・全6巻

六軒島の惨劇から遥かな未来。物語は聖ルチーア学園に通うある少女の悲しき日々から始まる。戦人の妹、縁寿が魔女の仕掛けた謎に挑む!!

『蛍火の灯る頃に』の書影

蛍火の灯る頃に

3.00

991

発刊: 2016.8.1 ~

完結・全4巻

祖母の葬式で帰省した過疎化が進むその村で、主人公とその親族が巻き込まれる「怪異」。 それはこれから始まる「生き残りゲーム」の序章に過ぎなかった――。 「ひぐらしのなく頃に」「うみねこのなく頃に」の竜騎士07が紡ぐ新たな世界を、 新世代シリアスホラーの旗手・小池ノクトがリアルタッチで描き出す、 日本の寒村を舞台にした「~頃に」シリーズ最新作!

冴えない少年に約束された、現実の学園を舞台にした恋愛ハーレムゲーム。しかし、それはヒロイン達にとって地獄行きがかかったデスゲームの始まりを意味していた‥‥!! 『ひぐらしのなく頃に』の竜騎士07完全書き下ろし原作に、『ORIGINAL CHRONICLE 魔法少女リリカルなのは The 1st』の緋賀ゆかりを漫画担当に迎え、ハーレムラブコメディとデスゲームのツーサイドドラマで贈る、衝撃必至の学園恋愛サスペンス!

『ひぐらしのなく頃に 昼壊し編』の書影

ひぐらしのなく頃に 昼壊し編

3.29

929

発刊: 2009.11.2 ~

既刊1巻

雛見沢に伝わる秘宝・フワラズの勾玉のせいで、レナが恋に落ちてしまった!!果たして、レナの恋のお相手は…。暴走するレナ、助けようとする圭一たち、役に立たない羽入!!竜騎士07原作による、やりたい放題「ひぐらし」コメディ編!!

「ひぐらしのなく頃」にのファンディスクである「ひぐらしのなく頃に・礼」に収録されている短話、昼壊し編のコミカライズ。 昼壊し編は本編終了後、あるいはある世界線の中の話、または前日譚といった、明確にどの世界のいつという定義がされていないです。 "ひぐらしのなく頃に"の設定を用いた別作品になっていて、部活メンバーに富竹、鷹野、大石、赤坂などが登場し、ドタバタを繰り広げる内容です。 作者は、ひぐらしのコミカライズでは初出の佳月玲茅氏。 キミキスのコミカライズをやっていた方ですね。 絵は可愛らしく、内容的にラブコメに近い本作には合致していると思います。 ただ、太鼓っ腹の老獪刑事である大石だけは、可愛すぎて違和感がありました。 ストーリーは、古手家の秘宝・フワラズの勾玉の封印が解けてしまい、収められていた赤と白の勾玉を紛失してしまう。 その勾玉は赤い勾玉を持っている人は、もう白い勾玉を持っている人を無条件に求愛してしまうという恐ろしいものだった。 それを探す古手梨花と羽入。 一方で圭一とレナは、ゴミ捨て場で宝探しをしていたが、その帰りにレナは何かを飲みこんでしまう。 飲みこんでしまったのは赤い勾玉で、暴走するレナを食い止めるべく部活メンバーが奔走するという展開です。 全1巻で短く、ひぐらし本編に絡む話ではないので、公式のアンソロ的な作品ですね。 クールな鷹野さんがレナに口説かれちゃうシーンなどあって、楽しかったです。 ひぐらし本編完了後、よろしければどうぞという内容でした。

by うにたべたい (528)
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作品レビュー

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3.8

1巻まで読みました

「ひぐらしのなく頃」にのファンディスクである「ひぐらしのなく頃に・礼」に収録されている短話、昼壊し編のコミカライズ。
昼壊し編は本編終了後、あるいはある世界線の中の話、または前日譚といった、明確にどの世界のいつという定義がされていないです。
"ひぐらしのなく頃に"の設定を用いた別作品になっていて、部活メンバーに富竹、鷹野、大石、赤坂などが登場し、ドタバタを繰り広げる内容です。

作者は、ひぐらしのコミカライズでは初出の佳月玲茅氏。
キミキスのコミカライズをやっていた方ですね。
絵は可愛らしく、内容的にラブコメに近い本作には合致していると思います。
ただ、太鼓っ腹の老獪刑事である大石だけは、可愛すぎて違和感がありました。

ストーリーは、古手家の秘宝・フワラズの勾玉の封印が解けてしまい、収められていた赤と白の勾玉を紛失してしまう。
その勾玉は赤い勾玉を持っている人は、もう白い勾玉を持っている人を無条件に求愛してしまうという恐ろしいものだった。
それを探す古手梨花と羽入。
一方で圭一とレナは、ゴミ捨て場で宝探しをしていたが、その帰りにレナは何かを飲みこんでしまう。
飲みこんでしまったのは赤い勾玉で、暴走するレナを食い止めるべく部活メンバーが奔走するという展開です。

全1巻で短く、ひぐらし本編に絡む話ではないので、公式のアンソロ的な作品ですね。
クールな鷹野さんがレナに口説かれちゃうシーンなどあって、楽しかったです。
ひぐらし本編完了後、よろしければどうぞという内容でした。

ひぐらしのなく頃に 昼壊し編

レビュー(23)件

既刊1巻

4.4

8巻まで読みました

「ひぐらしのなく頃に・解」4作目にして最終章、祭囃し編のコミカライズ。
前作では、ミステリーの枠をとっぱらってしまい、オヤシロ様や未知の病原体、国家的な秘密組織を登場させ、真面目に考察していた層を阿鼻叫喚させることになりました。
本作は完全にそれありきのため、過去作とは違い、少年少女の冒険活劇のような展開となっています。
"未知のウイルス"、"ヤマイヌ"と呼ばれる特殊部隊、突拍子もない話を訴える少女と、それを信じ行動する仲間たちが激突する物語です。
もはや惨劇ではなく、今までの物語を終わらせるためのクライマックスそのものでした。

第1巻表紙の少女は、幼き日の"鷹野三四"です。
鷹野三四の生い立ちから、入江京介、富竹ジロウの招待、これまでの鬼隠しの舞台裏が描かれており、かなり非現実的な内容ではあるものの、これまでの惨劇にまるっと説明がつけられているのは見事と思います。
雛見沢症候群という病について対策が示せていないのが気になりますが、本作でようやくハッピーエンドで終了していて、一作目製作時点でここまでプロットを考えていたとして紛れも無い名作と思いました。
圭一もレナも魅音も沙都子も梨花ちゃんも詩音も羽入も、かつて見せた表情は本作には無く、本作では未来を掴むためにみんなで協力して戦う前向きな姿が見られます。
これまでの作品を追ってきた身からするとその姿だけで非常に感動的で、同時に終わりが近いことを感じられ、寂しさもありました。

なお、中盤にある人物の頭を生きたまま開いて脳をいじくるという"猿脳"を彷彿させる禍々しいシーンがある他、序盤、幼少期の三四が壮絶な虐待を受けるシーンがあるなど、グロ・ホラーなシーンは本作でも健在です。
後半までは暗い展開となるので期待していいと思います。
なお、終盤、有名な"ひぐらしコピペ"のシーンがあるのですが、なんか感動しました。
コピペだけ見ると痛いセリフでしかないですが、一連の流れの中で読むと自然で、何より熱いセリフのように感じられます。
このシーンや、機関車富竹、入江京介の固有結界・メイドインヘブンのシーンは象徴的な名場面ですね。

メインストーリーは本作で終了ですが、コミック版はいくつかサブストーリーやオリジナルストーリーがあるので、そちらもあわせて読む予定です。

ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編

レビュー(59)件

完結・全8巻

4.1

6巻まで読みました

「ひぐらしのなく頃に・解」3作目、皆殺し編のコミカライズ。
考察班の反感を買った、まさかの人物・古手羽入登場の巻です。
過去章の裏の話などではなく、完全に新章ですが、ゲームプレイ時には鬼隠し編で圭一が聞いた足音などの伏線回収のシーンがあったように思いましたが本作中に描かれていなかったです(うろ覚えなところもありますが)。
その他、羽入登場により説明可能な事象のネタばらし部分が大きく割愛されているように感じました。
過去の怪奇現象の説明が十分されていないと感じるかもと思いましたが、完全にコミックス読みの方的にはどうなんでしょうね。
ただ羽入の登場や、ヤマイヌと呼ばれる特殊部隊の存在、雛見沢症候群というご都合主義な奇病というむちゃくちゃな伏線回収が本作で行われるため、些事は割といいと思えるかもしれないです。

主役は古手梨花です。
実は同じ世界を何周もしていた彼女は、ありきたりな展開と自分が殺される未来に、既に諦めを持っていましたが、過去の出来事から学習して行動するような部活メンバーの動きに、いつもと違うものを感じる。
振ったサイの目が6ばかり出るようなその世界で、未来を手にするためにもう一度足掻く決心をしたのだが、という展開です。
本作は最初に述べたような、作品全体に関わるとんでもない説明が登場し、当時、ネット民のバッシングの声が少なからずあったことを記憶しています。
ただ、まあ私的にはもはやそれ以外説明できるものはないのではと考えていたので、基本的に「ふーん」と思っていました。
ですが、角の生えた美少女が「オヤシロ様なのです。あぅあぅ」と現れたのはさすがにたまげました。
これにより、ひぐらしはもういいやとなって、最終章はゲームでやらないまま今日に至ってます。
そのため、次回作は私、完全に知らない内容なので、非常に楽しみです。

本作もラストはバッドエンドです。
ただ、事象の説明はほぼ済んでいて、次回、最終章に向けた終わり方になっています。
圭一達は、彼らが望む結末へ進むことができるのか。祭囃し編も楽しみです。

ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編

レビュー(56)件

完結・全6巻

4.1

4巻まで読みました

「ひぐらしのなく頃に」罪滅し編のコミカライズ。
"綿流し編"の舞台裏が語られていた目明し編とは違い、出題編の特定の章に対応した解答編ではなく、基本的に新章となっています。
ただ、鬼隠し編での前原圭一の体験に関する解が述べられており、他の章で語られた内容を"思い出す"というメタな表現が初めてされる章となります。

ストーリーは前半はレナ目線で語られます。
レナにはお人好しの父と、そんな父を見捨てて知らない男と家を出た母がいたのですが、ある日、父からリナと名乗る女性を紹介されます。
リナの言う通り貯金を切り崩す父に不信感を抱くレナだったが、ある日、リナの正体に気づいたレナは、日常を守るためある決心をするという展開です。
本作も前作に続き直接的な殺人描写があります。
残虐性が高く、日常が崩壊し、非現実が現実となり狂っていく様が描かれる展開は引き込まれます。
本作においては竜宮レナが狂っていくのですが、終盤のバトルシーンは"ひぐらしのなく頃に"一番の名シーンとして有名な場面で、ゲームで1度読んでいましたが感動しました。
序盤の水鉄砲の伏線がここで出てくるのも見事。
そこからまさかのハッピーエンドと思いきや。

ここまでの章からネット民のユーザー考察で出てきた"未知のウイルス説"、"宇宙人の仕業説"が作中で一笑に付される内容になっています(否定はしていない)。
また、古手梨花の神秘性が増すシナリオですね。
昔昔ゲームでやって以来でしたが、色褪せず楽しめました。
次回作はいよいよ当時真面目に考察していた組をボコボコにしてしまった、アレの登場ですね。

ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編

レビュー(70)件

完結・全4巻

4.1

4巻まで読みました

「ひぐらしのなく頃に」解答編1作目、目明し編のコミカライズ。
出題編の2章・綿流し編の舞台裏で、園崎詩音の視点で語られています。
出題編までは全てコミック全2巻にまとめられていましたが、解答編からは巻数が増え、本作も全4巻となっています。

全寮制の学園を抜け出して、故郷に戻ってきた園崎詩音は、園崎家にその事が盛れるのを恐れて輿宮で園崎魅音を語り生活を続ける。
そんな折、魅音のクラスメートである北条悟史に出会い、少しづつ彼に惹かれてゆく。
そんな折、北条悟史と妹の沙都子をいじめていた彼らの叔母が殺される事件が起き、悟史は容疑者として警察に連れていかれそうになるが、とっさに詩音は、自分が魅音では無いこと、二人でいたアリバイがあるという嘘の証言をしてしまう。
園崎家に連れてこられた詩音は、園崎家当主・園崎お魎の前で、"けじめ"をつけさせられる。
この"けじめ"のシーンを初めとして拷問や殺人を実行するシーンが多く、寒村舞台にしたミステリーというよりは残虐性の高い展開が印象深いです。
復讐という名のもとに、部活メンバーや村の権力者が次々に殺されますが、過去の、"何が起きたかよく分からないまま殺されていく"という展開に比べると、解答編らしい分かりやすい内容だと思いました。
ただ、結局のところ詩音の考えたシナリオは正解ではなく、重要な部分は本作を持ってしても依然として闇の中となっています。

本作で描かれたのは、あくまでも綿流し編の舞台裏であり、惨劇の答えは次回以降の物語を読む必要があります。
ただ、綿流し編で起きていた不可解な事象の一部は解消されており、パズルのピースがハマるようなおもしろさがありました。
ラストはまだやっぱり後味が悪い感じです。
次作も引き続き読む予定。

ひぐらしのなく頃に解 目明し編

レビュー(67)件

完結・全4巻

4.1

3巻まで読みました

同人サークル「07th Expansion」製作の同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に」出題編・第4章のコミカライズ。
出題編の最終章で、本作以降の本編は"解答編"となりなす。

暇潰し編の主役は、これまでの前原圭一ではなく赤坂衛という刑事で、描かれる時代も過去の出題編3作よりさらに5年程前となっています。
前3作で書かれた悲劇の前日譚となっており、ダム建築の反対運動の真っ只中である雛見沢村を舞台に、建築大臣の孫の誘拐事件という村ぐるみの犯罪とも考えられる事件の調査を行う中で、奇妙な出来事に遭遇する展開です。
過去作と継続して登場するのは大石蔵人と古手梨花、村が舞台のため園崎家の人々なども登場しますが端役です。
本作は、部活メンバーでは梨花ちゃんメインのストーリーですね。
なお、蘊蓄ですが、ひぐらしは3章まで知名度はそれほど高くなく、4章作成が間に合わなかったためコミケを1回スキップしその間に第1章をネットで無料公開したところ、ネットの評判から話題になって4章で売上が爆増。
一気に話題作になった経緯があります。

過去の出題編とは少し毛色の異なる内容です。
綿流しの日の"オヤシロ様の祟り"もない頃の話となりますが、山間の閉鎖的な村で発生した酷く不気味な事件と、それに巻き込まれ後悔に苛まれる主人公の構図は本作も変わっておらず、過去作同様楽しめました。
ただ、過去作もですが、本作も後味の悪い終わり方になっているため、解答編も必読です。

ひぐらしのなく頃に 暇潰し編

レビュー(34)件

完結・全3巻

4.1

2巻まで読みました

「ひぐらしのなく頃に」第3章・祟殺し編のコミカライズ。
鬼隠し編がレナの、綿流し編が魅音メインのストーリーとすれば、本作は沙都子メインの内容です。
1章、2章同様、本当は膨大な文章量がコミック2冊にまとめられていて、原作の読み返しの意味では大変有用だと思います。
作画担当は鈴木次郎氏。
絵柄はきれいで可愛らしく、一方で直接的な殺人を行うシーンやグロいシーンもちゃんと描けていると思います。
ゲームだと暴力シーンやグロシーンも基本文字なので、こういうシーンはコミックの方がありがたいですね。

雛見沢村に引っ越してきた少年・前原圭一は、クラスの部活メンバーの北条沙都子が、酷い逆境のなか過ごしていたことを知る。
そんなある日、沙都子の伯父が村に帰って来て、沙都子は伯父から酷い虐待を受けていることを聞き、沙都子を救うために力を尽くすが全て上手くいかず、自分の不甲斐なさを感じてしまう。
そんな中、お祭りの夜に毎年発生するオヤシロ様の祟りの話を耳にする。
圭一は、失踪した沙都子の兄・悟史のバットを手に、沙都子の伯父を山に呼び出すと、という展開です。
原作では沙都子が全裸で逃げ回るシーンがあって、私、このシーンのコミカライズ楽しみにしてたんですよ。
原作では、例の竜騎士07のクセが強い絵なので、いい感じに書き直された上、グロもノーカットでお届けしてくれるコミカライズなら、沙都子の全裸もノーカットしてくれると信じてたのですが、残念なことにバスタオルで全身隠していてポロリもじゃじゃ丸もあったもんじゃない。
これにはガッカリです。
まあ原作準拠して絵柄だけ変えて出したら普通に販売できなくなっちゃうかもなので、仕方ないですね。

内容は相変わらず面白かったです。
色々言われてますが、作品自他はとても読ませられる良作だと思います。
ただ、起きているのが超常現象過ぎて、この辺りからミステリーじゃないんじゃないかという気になってくると思います。
でも、この頃はまだ頑張って考察する人がいっぱいいた覚えがあります。

ひぐらしのなく頃に 祟殺し編

レビュー(62)件

完結・全2巻

4.1

3巻まで読みました

同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に」
出題編第2章・綿流し編のコミカライズ。

内容は相変わらずゲーム踏襲で、原作をプレイしたのが随分前なので記憶が朧ですが、忠実だったんじゃないかと思います。
なお、コミカライズ版のひぐらしは章によって作画担当が異なります。
本作も原作の癖が強いキャラデザインをいい感じに可愛らしくしていて読みやすくて良かったと思います。
鬼隠し編同様、原作ではかなりボリューム感があったはずの文章量をコミック2冊にまとめているので、原作の振り返りをする場合、とてもおすすめです。

本作も前原圭一が主人公。
鬼隠し編とは別時間軸のストーリーとなっていて、別視点から登場人物の相関関係や知られざる事実といった情報を得る内容となっています。
ただ、読み終えても解決へのヒントが増えるというよりも、不可解すぎて謎が深まる事になるとは思います。
東京から雛見沢村に引っ越してきた少年・前原圭一は、そこで仲間たちと充実した日々を過ごしていた。
ある日、エンジェルモートというレストランを訪れた圭一は、そこで偶然、アルバイトをしている友人の「園崎魅音」を見つけるが、彼女は自分を魅音の双子の妹「園崎詩音」と名乗る。
にわかに信じられない圭一だったが、その後、詩音と魅音が同時に現れて驚愕する。
そして、綿流しの晩、圭一は鷹野三四、富竹ジロウ、そして詩音に誘われ、入るのを禁じられた祭具殿に侵入する。
そこには古い拷問器具が並べられていた。

ゲームでは「くけけけけけ」という文字の羅列と突然表示される実写の目の画像で有名ですが、コミック版でも(実写では無いものの)同じ演出があります。
知っていたためかゲームほどビビれなかったのは残念ですが、ラストはコミックならではの表現で絶望感が感じられて良かったと思いました。

ひぐらしのなく頃に 綿流し編

レビュー(45)件

完結・全3巻

4.1

2巻まで読みました

2002年夏のコミックマーケットで発売され以来、大きく話題になった同人ゲームのコミカライズ。
ゲームは出題編・全4章、解答編・全4章で、2003年の冬コミ以外で毎回1章ずつ発表されていましたが、マンガの方も同じく、1章ずつ別の作品として発表されています。
本作は出題編第1章である鬼隠し編のコミカライズです。

東京から、とある田舎村に引っ越してきた少年・前原圭一が主人公。
その村に住む学友と楽しい日常を過ごしていたのですが、ある日、カメラマンの富竹ジロウより、過去にこの村で発生した凄惨な事件について聞く。
毎年の村祭りの度起きる1件の殺人事件と1件の失踪事件、オヤシロ様、そして、村に仕事に来ていた富竹ジロウの変死事件が発生し、彼の日常は狂ってゆく、という展開です。

私が原作をやったのは随分昔なので、内容は断片的にしか覚えていなかったのですが、セリフひとつひとつに懐かしさを感じました。
ただ、選択肢無しにも関わらずかなりボリュームを感じた原作を、コミックは2冊でまとめているので、かなり端折っているんじゃないかなと思います。
読んでいて駆け足している感じはないので、原作プレイ済み方が振り返る分にはお手軽で良いと思います。
もちろん未プレイでも楽しめると思いますが、ひぐらしの名場面であるレナの「嘘だ!」というシーンは、ゲームの方が衝撃的に感じます。
ゲームかマンガかというゲームの方がオススメですね。

ちなみに私は原作を全章プレイ済みのためオチを知っているので、本作で右往左往する圭一は哀れでならなかったです。
未プレイだと色々考察したくなるんだろうなーと思いました。
今となっては色々言われていますが、出題編を改めて見返すと、やっぱり引き込まれる作品だと思いました。

ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編

レビュー(96)件

完結・全2巻

3.0

2巻まで読みました

記録

ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編

レビュー(96)件

完結・全2巻

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