眉月じゅんさんの作品の書影

眉月じゅん

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1,273

4.0

5巻まで読みました

続きが気になる

九龍ジェネリックロマンス

レビュー(680)件

既刊8巻

3.8

10巻まで読みました

タイトルは恋は雨上がりのように
だけど内容としては恋は雨宿りのよう
という印象でした。

雨の日にいつも助けてくれる店長に恋をして
けがによって離れていた陸上や親友との距離をまた縮めようと背中を押すと同時に、
橘あきらの恋は終わる(雨が上がる)。
雨上がりの晴れた空にかかる虹のように、
二人の中でこの恋が美しいものになってればいいなと思いました。

加瀬の姉への想いそしてそれに対しての姉の想い
店長の結婚と離婚の話、
ルイちゃんの告白を吉澤がどう断ったのか①、
アキラの店長への手紙②、
店長がアキラに伝えた雨にかき消された言葉
はるかの恋の行方

まだまだ知りたかった、描いて欲しかった所もありますがこの余白が想像を掻き立てられてこの作品の魅力を広げているのかなとも同時に思いました。
セリフが少なく細かいコマ割りで感情を表現したり顔のアップが続いたり漫画としてもすごく工夫されてて読み応えがあったしすらすら読めました。


①→吉澤がデートの後の告白を断るのは男としてはすごく意外でかっこいいなと思いました。
正直吉澤がどうしてそんなにアキラが好きなのかいまいちわからないけど友達として好意のあるゆいちゃんにあそこまで思われていれば少しはなびいてしまいそうだなと思いました。あきらの脈があまりにもないしw

失恋で凹んでいるゆいちゃんにお姉さんがいう個性は大事、誰かになろうとしなくてもあなたは十分魅力的だ。
当たり前のようでいざ言葉にしないようなすごく好きなセリフです。

ゆいちゃんが専門に行って立派な美容師になって吉澤は進路を決めてやりたいことを見つけて
そんな時に2人が再会して代わりの利かない2人だけの恋がはじまったらいいなと思いました。

②→あきらの手紙は個人的には店長への感謝とお別れ、大好きだったっていう感じの内容だったんだろうと思っています。
どこかでやっぱり陸上を捨てられないし戻らなきゃいけないこのままではいけないという想いが芽生えていたように感じます。

恋は雨上がりのように

レビュー(573)件

完結・全10巻

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