西原 理恵子(さいばら りえこ、1964年11月1日 - )は、日本の漫画家。高知県高知市出身。1988年『ちくろ幼稚園』でデビュー。前夫はカメラマンの鴨志田穣、パートナーは高須クリニック創業者で東京院院長の高須克弥(但し事実婚)。代表作は『ぼくんち』、『毎日かあさん』など多数。一般財団法人高須克弥記念財団理事長。
「ぼくのすんでいるところは―/山と海しかない しずかな町で―/はしに行くとどんどん貧乏になる。/そのいちばん はしっこが/ぼくの家だ―」。腹違いの兄、一太。突然現れた、美しくてやさしい年の離れた姉、神子(かのこ)。そして「ぼく」、二太。クスリを売る。体を売る。金を貸す。とりたてる。この町の多くの大人たちは、そんなふうにして生きている。 神子ねえちゃんは言う。「泣いたらハラがふくれるかあ。泣いてるヒマがあったら、笑ええ!!」。ヤク中の父を亡くしたばかりの少女は、うまく泣くことさえできずに、不思議そうにこう言う。「息するたびにな、ノドの奥に小石みたいのがたまるんよ。食い物の味わからへん」。むき出しの現実を見ながら、幼い心にいくつもの決意を刻んで「ぼく」は成長していく。 <p> 映画化(2003年)にあわせて、オールカラー全3巻だったものを白黒の普及版として1冊にまとめたもの。見開き2ページのショートストーリー114話で構成。巻頭には、描きおろしのカラー漫画が4ページ収録されている。日々の出来事を2ページで描きつつ、一太が家を出るあたりからは全体を通して話に流れが出てくる。彼らはいつも、あきらめたような、悲しいような笑みを顔に貼り付けて、痛いほどにただただ求めている。自分の家で、家族そろって暮らすことを。ともに食卓を囲むことを。ラストシーンで二太が見せる笑顔は、痛ましさと同時に少しの希望を感じさせ、いつまでも胸に残る。(門倉紫麻)
バカップルなのに初めての別れ話が…? 世界美容整形業界のトップであり、ツイッター炎上王でも有名な「高須克弥院長74歳」。そしてコミック界の最終兵器「西原理恵子54歳」。今回も自衛隊へ宮中へと大騒ぎ。合計128歳の熟年恋愛なのに、バカップル過ぎます! 今回のサブタイトルは「愛人稼業熊編」。同タイトルの描き下ろし作品も収録しました。ビッグコミックスペリオールの広告ページに掲載されていた 高須クリニックpresentsコミックも 「愛人熊の枕営業マンガ」として収録。そして本編では、なんと、初めての別れ話が…?